「TopBoy100off 購入顛末記」 ・・・ TBとの生活が始まるまでの苦悩の日々。





 「何だ?これは...。」

 いつものようにネットをフラフラしていて、突然オイラの目に飛び込んできたアヤシゲな車両。 人を小馬鹿にしたかのようなその風貌。ブサイクとしか言い様の無い面構え。 なになに?台湾製か...。なるほどね〜。さすがにアチラの人々はナイスなセンスをしていやがる(笑)。 こんなブサイク君が後ろから走ってきた日にゃあ、もう腹を抱えて笑うしかないじゃねェかよ。 それにしても、バイク王国である日本に住んでいながらわざわざアチラのスクーターに手を出すなんて、 物好きもいたもんだなァ...。


 そして数日後...。

 オークションに出物は無いかと物色中に、いつぞやのブサイク君を発見してしまった。その名も「TOP BOY」(笑)。 出品者がご丁寧にもメーカーへのリンクを貼っていたので、何とはなしに覗いてみる。 ナマイキにもフロントはディスクブレーキで武装、タコメーター、サイドスタンドも標準装備である。 その動力性能に至っては、最高出力なんと8.3kw(11.31ps)、最大トルクは13.1Nm(1.32kg-m)となっている。 しかも、(外車にしては)安い。100ccで新車価格が¥189,000である。これはもう「安かろう、悪かろう。」の典型だな。 案の定、その車両は落札されることなくその姿を消した。


 とある休日の昼下がり...。

 バイク雑誌をパラパラとめくりながら、ふと想った。 しばらく遠出をしてないし、そろそろツーリングにでも出かけたいなァ...。 GEARもイイけど、長距離用にもう一台、90ccあたりで安いの買っちゃおうかなァ...。 GEARは一種に戻せば嫁さんも乗れるし、そうしよう !! そうと決まれば話は早い。っていうか、こういう時だけは素早いのさっっ。 例のごとく、ネットで情報収集に走る。 すでに、スクーターのカイテキさにゾッコンのため、ギア付なんぞ目にもとまらない。


 なんだかなァ...。

 スクーターってどれも同じに見えてきた。 どうせ性能的には「どっこいどっこい」なんだし、後ろに羽根がついてるとか、メットインスペースが広いとか...。 確かにそれらも選択肢のひとつではあるけれど、なんかこう、もっと「ワクワク」するようなモンがないのかよ。 ふと、セローで野山を駆け回った時のことが脳裏に蘇った。 都会の喧騒を離れ、のんびりと大自然の中に身と心を任せ、野生動物との出会い、季節の移ろい...。 今、オイラが求めているのはこれなんだ、とハッキリわかった気がした。(気のせいカモ?)


 スクーターでオフって...。

 冷静になって考えた。スクーターで本当にダートを走ることが出来るのだろうか? マシンのホールド性も悪いし、サスも貧弱なものしか付いてない。車高も低く、タイヤ径も小さく、車軸も狭い。 そりゃそうだ。なにしろそんな用途の為に設計されちゃあいないんだから。 かといって、走行すること自体が必ずしも無理とは限らない。 自転車でもMTBでなくとも、ATBでもダート走行は可能なのだ。 っていうか、オイラはランドナーでダートを走ってたじゃないか !! 速く走る必要はない。オイラの求めているのはそんなものじゃないんだから...。

 とはいうものの...。

 現在入手可能なスクーターで一応「それなり」の格好をしているものを拾い出してみた。 う〜む、見つからない...。比較的入手しやすいのが、かろうじて「BW'S 100」、「TOP BOY 100」ぐらいのものである (あっ、ストマジはNGね)。 よりによって「TOP BOY」か。ネット上に散らばる親切なユーザー様達から有益な情報をかき集め、 それぞれの長所と欠点を把握した今、オイラに選択できるのはこの一台だけだった。


 よりによって...。

 まァ、察しの良い方はすでにお気づきだとは思いますが、 そう、「TOP BOY」こそがオイラの求めていた究極のマッシ〜ンだったのである。 数々の欠点はあれど、それを補って余りある魅力。 というか、すでにその欠点でさえもオイラの目には魅力として映ってしまっている。 アンバランスな硬質の太タイヤ、妙に高い車高、役に立たない暗いライト、その他もろもろ...。 それらすべては「個性」であり、「欠点」ではないのだ。 (と自分に言い聞かせているもう一人のオイラ...。)


 善は急げ、なのか...。

そして、 ブサイク君  いや、「TOP BOY」購入のための第一歩を踏み出す時がやってきた。 購入のための頭金はなんとかかき集めた。問題は販売店探しだ。 とりあえず、近所のバイク屋数件に電話で問い合わせてみる。 「キムコォ〜?ウチでは無理、無理。」「悪いけど、扱ってないもんで...。」 仕方がないので、KYMCOのHPで代理店を探し出し、最寄の販売店へと電話を入れる。 オイラの希望はもちろん100ccのシルバーである(さすがに黒/黄はちょっと...)。 まずは電話で話を聞いてみる。その対応は親切丁寧で、まずは合格点の出せるショップだ。 数日後、直接ショップへと出向き、その場で契約。2週間程度で納車できるとのことだ。


 順風満帆かと思いきや...。

 契約した夜、嫁さんにそのことを話すと「解約してきなさい !!」の一言。 必死の説得もむなしく、「ウチには2台も置いとくスペースも余裕も無い」の一点張り。 やむなく、GEARを手放すことになってしまった...(涙)。 数人の友人に声をかけ、オークションにも出品。なんとか希望価格での引取りが決定した。 当然その売上は新車両購入の代金に当てるハズ...だったのだが、 これまた嫁さんの一言で「ディズニーランド」行きの旅費へとなってしまった。 最近仕事ばっかで、子供の相手もしていなかったんで、それもまァ良しとするか。


 そして...。

  TopBoy100の紹介(各部の画像付きインプレ) : 各部の詳細はこちらでどうぞ


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